高齢者宅巡回し排水管無償修理 秋田管工事業協組

2008年 11月 17日 (月) | Category : 秋田県の介護ニュース

わが国の高齢者介護は、1963年に老人福祉法が制定された以降、70年代の老人医療費の無料化、80年代の老人保健法の制定、90年代の福祉8法の改正・ゴールドプランの制定など、人口の急速な高齢化が進む中で、時代の要請に応えながら発展してきた。

2000年4月から実施された介護保険制度は、措置から契約への移行、選択と権利の保障、保健・医療・福祉サービスの一体的提供など、わが国の高齢者介護の歴史においても時代を画す改革であり、介護保険制度の導入によって高齢者介護のあり方は大きく変容しつつある。

わが国の平均寿命は世界でも最高水準となった。高齢期は今や誰もが迎えると言ってよい時代となっており、また、高齢者となってからの人生も長い。その長い高齢期をどのように過ごすのかは、個人にとっても社会にとっても極めて大きな課題となっている。

人生の最期まで、個人として尊重され、その人らしく暮らしていくことは誰もが望むものである。このことは、介護が必要となった場合でも同じである。

そうした思いに応えるためには、自分の人生を自分で決め、また、周囲からも個人として尊重される社会、すなわち、尊厳を保持して生活を送ることができる社会を構築していくことが必要である。また、高齢者介護においても、日常生活における身体的な自立の支援だけではなく、精神的な自立を維持し、高齢者自身が尊厳を保つことができるようなサービスが提供される必要がある。

介護保険は、高齢者が介護を必要とすることとなっても、自分の持てる力を活用して自立して生活することを支援する「自立支援」を目指すものであるが、その根底にあるのは「尊厳の保持」である。

今、私たちの直面する高齢者介護の課題をとりあげたい。

秋田管工事業協同組合(秋田市)が先日、秋田市内の福祉施設や一人暮らしの高齢者宅など計9軒で、トイレや洗面台の水漏れなどを無償で修理した。


水道工事、空調整備の仕事をする組合員約40人が参加。3グループに分かれ、各家庭で蛇口や配水管を交換したり、風呂場の水道を整備したりした。秋田市浜田の知的障害者通所施設「つどいの家」では、水漏れしていた洗面所2カ所の排水管を手際よく直した。


組合は1992年、「仕事をしている地域社会への恩返し」として活動を始めた。今回は14回目で、実施軒数は延べ305軒に達した。


河北新報
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