着服:秋田の特養老人ホーム職員が194万円

秋田市の特別養護老人ホーム「高清水寿光園」(一関敏弘施設長)で04年7月~05年3月、男性職員(32)が施設入所者から預かっていた12人の預金通帳を勝手に持ち出し、計約194万円を着服していたことが分かった。同園は昨年11月に市の監査で指摘を受けるまで関係機関に報告しておらず、関係者の処分もしていなかった。


職員は利用者から預かった預金通帳や印鑑を管理する相談室の相談員として、預金の払い戻しなどを担当していた。金庫から通帳を持ち出し、計40回にわたって現金約194万円を着服した。パチンコなどの遊興費に使ったという。05年4月、入所者から「お金が入っていない」と指摘があり、発覚した。職員は全額を弁済し、5月に退職した。依願退職扱いで、退職金約30万円は受け取った。


昨年11月の市の指導後、園を運営する社会福祉法人「秋田県厚生協会」は理事会を開き、施設長を減給10分の2、上司1人を10分の1各1カ月の処分にした。一関施設長は「事を荒立てたくなくて隠してしまい、深く反省している。管理体制を変え、再発防止に努めている」と話した。【百武信幸】


毎日新聞
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