ノロウイルス:職員や入居者ら計68人が感染-4施設で

2007年 12月 28日 (金) | Category : 秋田県の介護ニュース

わが国の高齢者介護は、1963年に老人福祉法が制定された以降、70年代の老人医療費の無料化、80年代の老人保健法の制定、90年代の福祉8法の改正・ゴールドプランの制定など、人口の急速な高齢化が進む中で、時代の要請に応えながら発展してきた。

2000年4月から実施された介護保険制度は、措置から契約への移行、選択と権利の保障、保健・医療・福祉サービスの一体的提供など、わが国の高齢者介護の歴史においても時代を画す改革であり、介護保険制度の導入によって高齢者介護のあり方は大きく変容しつつある。

わが国の平均寿命は世界でも最高水準となった。高齢期は今や誰もが迎えると言ってよい時代となっており、また、高齢者となってからの人生も長い。その長い高齢期をどのように過ごすのかは、個人にとっても社会にとっても極めて大きな課題となっている。

人生の最期まで、個人として尊重され、その人らしく暮らしていくことは誰もが望むものである。このことは、介護が必要となった場合でも同じである。

そうした思いに応えるためには、自分の人生を自分で決め、また、周囲からも個人として尊重される社会、すなわち、尊厳を保持して生活を送ることができる社会を構築していくことが必要である。また、高齢者介護においても、日常生活における身体的な自立の支援だけではなく、精神的な自立を維持し、高齢者自身が尊厳を保つことができるようなサービスが提供される必要がある。

介護保険は、高齢者が介護を必要とすることとなっても、自分の持てる力を活用して自立して生活することを支援する「自立支援」を目指すものであるが、その根底にあるのは「尊厳の保持」である。

今、私たちの直面する高齢者介護の課題をとりあげたい。

県や秋田市は27日、同市や横手市など4市の老人ホームや母子生活支援施設など4施設で17~27日に、入居者や職員ら計68人がノロウイルスによる感染性胃腸炎に感染したと発表した。重症者はいないという。


県によると、感染者が出た横手市の母子生活支援施設「横手市サンハイム」では、17~25日に入居者20人と職員2人が下痢や嘔吐(おうと)の症状を発し、1人からノロウイルスを検出した。


このほか、感染者の報告があったのは、秋田市の「秋田聖徳会養護老人ホーム」入所者と職員計20人▽能代市の介護老人保健施設「ケアネットのしろ」同計13人▽由利本荘市の県心身障害者コロニー「開成園」入所者13人。【馬場直子】


毎日新聞
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