NHK厚生文化事業団:認知症の介護術解説の冊子配布

2008年 07月 15日 (火) | Category : 認知症

わが国の高齢者介護は、1963年に老人福祉法が制定された以降、70年代の老人医療費の無料化、80年代の老人保健法の制定、90年代の福祉8法の改正・ゴールドプランの制定など、人口の急速な高齢化が進む中で、時代の要請に応えながら発展してきた。

2000年4月から実施された介護保険制度は、措置から契約への移行、選択と権利の保障、保健・医療・福祉サービスの一体的提供など、わが国の高齢者介護の歴史においても時代を画す改革であり、介護保険制度の導入によって高齢者介護のあり方は大きく変容しつつある。

わが国の平均寿命は世界でも最高水準となった。高齢期は今や誰もが迎えると言ってよい時代となっており、また、高齢者となってからの人生も長い。その長い高齢期をどのように過ごすのかは、個人にとっても社会にとっても極めて大きな課題となっている。

人生の最期まで、個人として尊重され、その人らしく暮らしていくことは誰もが望むものである。このことは、介護が必要となった場合でも同じである。

そうした思いに応えるためには、自分の人生を自分で決め、また、周囲からも個人として尊重される社会、すなわち、尊厳を保持して生活を送ることができる社会を構築していくことが必要である。また、高齢者介護においても、日常生活における身体的な自立の支援だけではなく、精神的な自立を維持し、高齢者自身が尊厳を保つことができるようなサービスが提供される必要がある。

介護保険は、高齢者が介護を必要とすることとなっても、自分の持てる力を活用して自立して生活することを支援する「自立支援」を目指すものであるが、その根底にあるのは「尊厳の保持」である。

今、私たちの直面する高齢者介護の課題をとりあげたい。

社会福祉法人・NHK厚生文化事業団は、認知症の介護を分かりやすく解説した冊子「家族が認知症と診断されたあなたへ~おすすめ介護術~」をまとめ、無料で配布している(送料のみ必要)。


家族が認知症になった場合に想定されるトラブルや症状、介護保険サービスの利用法などを物語形式で紹介。相談窓口の連絡先などもまとめた。


A5判40ページ。希望者は送料分の切手(1冊140円▽2、3冊210円▽4、5冊290円)を同封のうえ、冊数を明記し、〒150-0041東京都渋谷区神南1の4の1、NHK厚生文化事業団「介護の本」係へ申し込む。6冊以上注文する場合の送料など、問い合わせは同事業団(03・3476・5955)へ。


毎日新聞
現在位置 : Home » 認知症 / 2008年07月 > 記事詳細
この投稿にはタグはありません。
関連する記事