アルツハイマー病進行の仕組みを解明 熊本大など
アルツハイマー病の治療に、神経細胞などの表面にある「受容体」というたんぱく質の活動を抑えることが有効とする研究結果を、熊本大、小野薬品工業(大阪市)などの研究チームが10日発表した。同病の治療は症状を和らげる対症療法的なものにとどまっていたが、研究チームは、同社が開発している受容体の阻害薬を活用すれば根本的な治療薬の開発の可能性も高まるとしている。
水島徹・熊本大大学院医学薬学研究部教授によると、アルツハイマー病は体内の神経細胞にたんぱく質「βアミロイド」が蓄積し、情報伝達が妨げられて症状が進むとされる。研究ではβアミロイドの生成過程に注目。試験管実験の結果、症状が進む際、体内で炎症を引き起こす物質であるプロスタグランジン(PG)E2が、EP2やEP4という受容体と結合してβアミロイドが生成される、というしくみを明らかにした。
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